fromnw27thの日記

アマチュア無線の機器とか

YAESU FT-450D ジャンク

出品の説明では「電源ボタンを押すとカチっと音がするけど画面が表示されません」とのこと。この機種は電圧が低いとダメというから動作確認に使った電源のせい?回路を見る限りはカチっという音がするということはCPUは生きてるはず。(ていうか、通電してたらずっと内部回路動いてるんでは?) ネットで検索しても落雷で送信がダメになったとかは出てくるが全く使えないというのは見つからないのでチャレンジ。

届いたのをまずはテスターで簡易確認。電源入力はショートしてなさそうなので通電。結果、普通に使えてしまってラッキー!受信入力のダイオードはネットに記載されているLEDではなく、普通のダイオードが2段に双方向につけられていて対策されている仕様になっている。これは回路図も出てこないけど、それなりに故障修理が多かったんだろうな。かといって、対策しましたと公表したらいろんな人がやってくるんだろうし。

暖まった状態でファンが回るとビビビと異音が発生。ケースのビビリ音ではないのでファンそのもの? ケースを開けた状態でダミーロードでファンを回しても異音は出ない。空気の流れで振動する部分?と当たりをつけてみたが改善せず。結局、しばらく使っていたら音はほぼ解消。しかしまぁ、どういう使い方をしたらこんなに傷だらけになるのか(ジャンクとはいえ)。

使って気になったのは、ボリュームをゼロまで絞っても微かにスピーカーから音がする、スケルチとRFゲインの使い分けがイマイチしっくりこない、FT8の画面でパワー表示は設定値であって無線機による実測値ではない(ICOMは実測値っぽいのが出る)、1Hz単位のCAT制御はできてるらしいが表示できない、SHIFTの方向が直感的でない、CAT制御でバンド変更したらVFO-Bに一瞬切り替わってからVFO-Aのバンドが変わる妙な挙動がある、というあたり。逆に関心したのはC.Sボタンに色々割当できるところ? 賛否はあるようだが受信時もファンがゆっくり回っているのは夏場の温度面では有利か。画面が大きいのは見やすい。

AF帯域はDATAでは3000Hzのはずが、500Hz以下はなだらかに下がる、2600Hz以上はほぼカットされてるで全然3000Hzじゃない。USBオーディオを他の無線機につないだらもっと広いのでおそらく無線機側の理由? それと、時代的にDATAモードの活用は主流ではなかったのかもしれないが、USER-Uの挙動が説明書には記載がちょっと足りない。バンド毎に設定する必要があるなんてどこにも書かれてないので、挙動を見て判断できないとハマってしまいそう。

で、これを入手して何がしたかったのかというと、ヤエスのアンテナチューナの制御信号を確認したいのだけれど、オシロをつなぐのはいつになるか。